2010年7月17日

AMATERASに入選

第14回「AMATERAS」展にて作品「赤光」(しゃっこう)が秀作入選しました。
ここのところあまり寝てないくらい忙しかったので嬉しいニュースです。これは今年の春に撮影した椿の写真で花の隙間から差し込む赤い光線を撮ったものです。透けたり反射したり様々な方向に差す太陽の光を作品としました。

 

今回はめずらしく自然風景のコンテストですので、少しお話を。
じつは風景写真にもいろいろあります。
風景を例にとると富士山に代表される自然風景が大部分ですが、それはランドマークにカメラマンが撮らされているという感覚が強いような気がします。無論、富士山の写真は美しいですし、感動させる写真を撮られている写真家やアマチュアの方も多くおります、それについて否定するようなことではないのですが、いろんな情景を自然的につくる反面、とりつかれやすく「撮らされている」写真も多いのでカメラマンの視点や心情が見えてこないような思いがしてなりません。既に過去のカメラマンが撮影してきたような、露出を合わせるのも大変な時代だからこそ求めた、美しいありのままの姿を撮った写真はごまんとあるのです。でも今はシャッターを押せば誰でも写ります。

大事なのは、ただそこにある綺麗な風景ではなくて、カメラマンの視点から発見した美しい風景写真を作品とすることではないでしょうか。少し話はとびますが、フランスで聞いた話です。ファッションなどで同じような色合いや服装で人と出会うと「すごく不機嫌」になるとのこと。とにかく同じは嫌と感じる人が多いようです。
それは相手と同じだと自分の存在を確立できないのではないかと感じます。はやい話が「主張」です。

まとめてみます。

なにごとも学ぶために人のなすことをまねるのは当然だと思います。それを卒業したら誰かにみせたい私だけの「主張」が写っていると素晴らしいです。他の人と一緒も安心感はあると思いますが、そうでない人がもう少し増えてもいいかと感じます。

一人のカメラマンがとらえた一瞬。どこにもない一枚の写真。

私は価値ある一枚だと思います。