Mr.X氏より「ドゥカティに試乗してみないか?」とご連絡をいただきまして。
。。。/(・ω・;)/
私は超初心者に近いリターンライダー。。。しかも、つま先立ちが確実的なDUCATIに乗せて頂くなんて。
本気で立ちごけが怖すぎます。。。
しかし
昨年末、バイクライフを復活するときに悩んだバイクがメガリ250rもしくはドゥカティのスーパーバイク999という、少しありえない選定をしておりまして。
もし、メガリが昨年内に発売されなければ清水の舞台的にドゥカティにしようと、8割くらい本気で検討しておりましたが、結局発売されたメガリに軍配が上がりました。。。
そんなこともあって、ドカには並々ならぬ興味があります(笑)
今回、試乗させていただいた車種は999ではなくDUCATI SS1000DSというスーパースポーツですが、一度は夢見たドカに乗れるチャンスなので。
内心、少しドキドキしながら試乗させていただきました。
新車購入、走行距離も10,000㎞程で新車並みにピカピカ。
最高出力85.5馬力/最高トルク9Kgm。。。(たぶん)
シート高は820mm(メガリは765mm)の絶叫マシン(笑)
試乗の当日。
某所でMr.X氏と待ち合わせをしまして。メガリとドカが初対面。
「ドゥカティとメガリ」夢の競演。
そして、しばらく一緒に走ってから。
道の途中でX氏が「乗ってみ」的にドカのシートを譲ってくれました。
お互いの車両を交換し、私がドカに股がろうとするもののやはりシート高過ぎ、ハンドル遠過ぎのイタリア人向け設計。
絶対Uターン無理です(^_^;)
でも、走りだせばそれらは関係ありませんので、何とか股がって(つま先立ち)ようやくエンジンスタート!!
伝統の空冷Lツインは、何ともまろやかに始動。まるでクルーザーのようにゆったりとした目覚めには感動しました。
いざ発進すると、柔らかいスプリングに交換済みの乾式クラッチはミートするのにコツが必要でしたが、そのぶんクラッチがとっても軽いので。これなら疲れません。
出足は振動もほとんどなくトルクの塊のごとく走り出し、高回転域は若干の振動が発生するものの、メガリに比べると無きに等しいレベルでした。
ドカはゆったりとした、まさに余裕の走りです(笑)
軽い車体(総重量188kg)ではありますが、美しいトレリスフレームは剛性感だけでなく適度なしなりがあるのか、不快な突き上げはなく直線もしっかり。
そして、いつものように安全運転で軽くコーナも嗜んでみます。
まずはエンジンブレーキでスロットルを「も・ど・す」。。。
!!!!
エンジンブレーキが凄い効きでビックリしました。
さらに
グググッ!!!!
コーナのアプローチでものすごくフロントがイン側に巻き込みます。
。。。これがドカという乗り物なのかと、手痛い洗礼。。。
私はセルフステアで旋回させることが多いので、いつもの乗り方では巻き込みが激しくてどうにも上手く行きません。タンクに肘を固定したり、他にも色々と試してみましたが、根本的な解決法が見つからず。。。
結局、私程度のライダーはしっかりと減速し、体を少しイン側に落としながら(安定するので)さっと倒して鋭角に旋回、ムキムキエンジンで次のコーナへと繋ぐような乗り方が一番テンポよく走れる方法でした。
フロントブレーキはタッチも効きも申し分無く、リアはペダル位置の関係でどうしても踏み込みにくい。でも、エンジンブレーキがよく効くのであまり必要としませんが。
タイヤはピレリのディアブロ ロッソという銘柄でこちらも文句の付け用が無いグリップでした(メガリのバイアスタイヤとは全く異なる、しなりつつも高い剛性)。
宇宙人みたいな顔。。。
正直、SS1000DSのハンドリングは結構なクセがありましたが、空冷エンジンは上品で本当に素晴らしく、車体色やデザインもイタリア車ならではの美しさだと思います。
よく出来た誰にでも乗りこなせるバイクではなく、ねじ伏せるのを楽しむバイクでした。腕力的にしんどいけれど、このスパルタンさは素敵です。
まるで橋のような鋼管トレリスフレーム。
美しすぎて。。。困る。
帰り道、ドカのあとにメガリに乗るとき
自信無くなるかも。。。(- ω -)
と思いつつメガリに乗り換えました。
なにせ、ドカならスロットル一ひねりで急な上り坂もグイグイ。
そんなドカと比べて、原付みたいなメガリに乗ってみると。。。
あれれ?!
使い切れる軽快なエンジン&コントローラブルなハンドリングが中々。。。
そしてよく曲がる。
車体全体の剛性感やトルクは違いすぎるけど。
これはこれで、本当にちょうどよくて。
メガリも十分トレビアンでした(笑)
ドカ1000cc(左)とメガリ250cc(右)
今回の面白い企画で貴重なバイクに試乗させてくれましたMr.X氏に心より感謝。
じつは、この極上車の商談的なこともありまして、かなり本気で購入しようか悩みましたが、私はまだまだメガリを裏切れません(笑)
でも、メガリ以外のバイクにも少し興味が湧いてしまいました。
オートバイって魅力的すぎます。。。
おはようございます。
返信削除やっぱりドカいいですよねー
実は私もモンスター400(中免しかないので)とメガリで迷っていました。Lツインのドコドコ感とトラスフレームに魅力を感じます。機会があれば乗ってみたいですね…
逆にXさんのメガリに乗った感想はいかがだったでしょうか?
sohさま
返信削除こんばんは。
モンスター400もありですね!!空冷Lツインとトラスフレームには本当にため息が漏れます。
そういえば、若い頃はナナハンでも夢のような大排気量だったので、中免で運転できる400SSに憧れた時期がありました。。。
Mr.X氏からの言葉は少なめでしたが、メガリは「コーナーでよく曲がり、思っていたよりもエンジンが回る」と端的におっしゃってました。
あと、ニュートラルは少しだけ苦労をしておられたようですf(^ω^;)
でも、元気な排気音を響かせていたので、きっと楽しんでおられたのではないかと(笑)
私もドカ好きですね。古いところだとロケットカウルの900SSなんて最高ですね。
返信削除私の購入した販売店で、ドカのM800S2R改に乗っている方が、試乗車のメガリに乗って、感想が「10000きっちり回るね!!面白いわ!!」でした。
やっぱりメガリも最高ですね(^。^)
以前、書き込ませて頂きましたa1yoneです。
返信削除私も20年近くDUCATIに乗ってます。今の998sで2代目です。(先代は400SS)
まぁ、飽きが来なくていいですよ。
(大変な所も有りますが・・・。)
DUCATIも古くなれば成るほど、DUCATI臭さは、強烈ですけど。(笑)
近年のDUCATIは、かなり乗りやすくもなり、人に優しいバイクです。
ただ、どの年代のDUCATIを購入するにしてもちゃんとメンテの出来るお店をまずお探しになる事をお勧めします。
あとは、DUCATIを乗って、いじって楽しんで下さい。そんな感じで、気が付けば、私も20年経ちました。(^.^)
成香さま
返信削除こんばんは
私も黒金の900SS好きですよ!!
「マイク・ヘイルウッド・レプリカ」もカッコイイ(昔、両方のプラモデルを作りました)。
メガリはアンダーパワー故に回せるので、ドカ乗りでも面白おかしく楽しめますね(^-^)
そして。。。メガリはドカ候補生用の乗り物かもしれません(笑)
a1yoneさま
こんばんは
DUCATIに20年近く。。。しかも現在998S乗りの方でしたか。頭が下がります。
バイクは性能だけではなく、乗り味を楽しむのも大きな楽しみであると。。。歳を重ねて思うようになりました。
現実的には国産の性能と信頼性には数えきれないほどのメリットがありますが、DUCATIに乗るとそれらとはかけ離れた別次元の情熱を感じます。最近のモデルは乗りやすさと信頼性・耐久性も向上して優等生に近づきつつありそうですが。。。
将来、何かの間違いでDUCATIに乗るようなことがあれば、メンテナンスの場所と覚悟を覚えておきますね。
そして、このあたりもメガリで練習できそうです(笑)
始めまして。
返信削除バイクから降りてかなりの年月が経つ元ドカ乗りです。
私の最後の愛車もDUCATI SS1000DS(車体色黄色)でした。
このバイクは今までの国産車と違いトラブルだらけのヤンチャ姫でしたがその乗り味はこれがバイクという
乗り物では無く、DUCATI SS1000DSと言う別の乗り物だという事を嫌と言うほど感じさせられました。
特に高速で巡航しているところからアクセルをグイッと一捻りした途端、ダカダカダカとエンジンが
ふけあがり、本来Lツインの一次振動が無いという特性が嘘だ~っという位激しい振動に見舞われます。
しかしその振動は決して不快なものでは無く、私の身体中の血を沸騰させる物でした。
またデザインもテルブランチ肝いりのレーサー、スーパーモノのレプリカで非常に気に入っておりました。
最近またぞろDUCATIのラインナップにSSが帰って来る様ですがエンジンは液冷、たぶんあのダカダカ感は
消えてしまっているのでは?と余計な心配をしてしまいます。
SS992 さま
返信削除はじめまして
コメントありがとうございますm(・ω・)m
SS1000DSに乗っておられたのですね。
元ドカ乗りさんのコメントにこちらの心も熱くなりました。
私がSSに試乗させて頂きましたときも、クルージングでは優しくもありながらスロットルを捻ると情熱的なエンジンの鼓動だったのを覚えています。この時代のオートバイは工業製品としては完成度が低いこともあるのかもしれませんが、開発者の熱意や意気込みのようなものを感じますね。
手こずる乗り物を操ってる感覚や世話をするのが楽しいでしょうし、そういう無駄のような部分は今にしてみれば贅沢なものだったのだと思います。新型は水冷ですので少し寂しいところですが、空冷を楽しめたことは特別なことで私などには羨ましいとさえ思います(^ ^)
今時のオートバイは荒々しい挑戦が許された時代のものとは要求が変化してしまいましたが、新型のDUCATI『スーパースポーツ』もなかなか美しいものかもしれません。見た目は個人的には結構好みですし、先進のテクノロジーも乗ってみればきっと楽しいのではないかと思います。
ただ、新しいものは洗練されているがゆえに昔ほどの凄みはないのでしょうね。
そう考えると旧車もやっぱり魅力的です...(笑)