2013年4月26日

メガリ250rの倒立フォーク(取付編)


少し前のこと

メガリ250rのフロントフォーク(路面からの振動を吸収するダンパー)を標準仕様の正立フォーク(せいりつふぉーく)から純正オプションの倒立フォーク(とうりつふぉーく)というものに換装いたしました。

どうやら、お世話になっているメガリ販売店では、私が初めて購入したユーザーのようです。。。

ちなみに今回の作業では、同時に前後のタイヤをハイグリップタイヤ「IRC RX-01 SPEC R」に交換しております。




まず、フロントサスペンションの働きとして、路面からの入力(振動)をダンパーがストロークすることで吸収し、車体の動きを常に安定させるためのとても重要な役割をします。

もしも、サスペンションがなかったら、路面のデコボコによる振動がダイレクトに車体に伝わるので、速度域の高い乗り物では車体が飛び跳ねたりして大変危険です。

つまり、サスペンションストロークによって車輪が上下に働くことで、デコボコな路面もしなやかにトレースしてくれるのです。

次に標準仕様の正立フォークはダンパーのアウターチューブ(太い筒の部分)が下側にあるのですが、新たに取り付けた倒立フォークというのは、正立フォークと真逆のレイアウトになり、アウターチューブの上下が逆さまに取り付けられたものとなります(上の写真も参照)。

横から見た違いはこんな感じ↓



全然ちがうでしょう?

さらに付加価値的なものとして、倒立フォークのメカニカル的で美しいデザインはライダーにとっては美貌の的となります。

たぶん。。。f(・ω・;)


フォークの部分を拡大すると


太い筒がで細い筒が(正立フォーク)

太い筒がで細い筒が(倒立フォーク)

ややこしくてごめんなさいですが

なんとなくご理解いただけましたでしょうか。




ここで問題となるのが



興味の無い方には上下が逆ということで



だからなんなのでしょう?





本当にごもっともです...





私も詳しくわからないでのですが、聞くところによると倒立フォークには

・美しいデザイン
・剛性アップ
・バネ下重量の軽減

というアピールポイントがあるようです。

でも、ゆっくりと普通に街中を走行するにおきましては「美しいデザイン」がほとんどを占めていると思われます。

基本的にバイク乗りという性分は愛車を自分好みにしたい、かつ、乗る人も自尊心の塊だと思われますので、自己満足だけでも十分に幸せを満喫できる不思議な生き物なのです(たぶん)。


そしてメガリの場合。

そのための費用は84,000円(工賃別途、数万円が必要)

倒立のカラーは赤とシャンパンゴールドの2色から選択が可能です。

私のメガリ250rは車体カラーが赤ですので、差し色に期待してシャンパンゴールドを選びました。ただし、このシャンパンゴールドはどちらかといえばシルバー色ですので、「やっぱり倒立はゴールド色だね!」と期待すると少しイメージと異なります。

でもね。

地味なぶんね。。。

シャンパンゴールドは上品な大人の雰囲気が漂っているし、メカチックな感じがするので私は満足しております。飽きることもなさそうだし。

この倒立フォーク。バイクを趣味としない方からすれば、安いものではないように感じられると思います。しかし、一般的に倒立フォークというものは、モノによっては数十万円という高価なパーツですので、その点からするとメガリ250rの倒立フォークはかなりお買い得な部類だと思います。

もちろん。

お約束として、パーツには小傷があったり仕上げの荒さもけっこう目立ちますが、2メートルくらい離れて見れば意外と高級感も見いだせます。

倒立フォークのお勉強用教材として1本(2本ですが)いかがでしょうか(笑)



それでは。


東大阪にあるいつものメガリ販売店で行われた交換作業をご紹介いたします。


※全ての行程を撮影しているわけではありませんし、完全に正しいかどうかも保証出来ませんので予めご承知おきくださいませ。



メガリ250rを用意します。


各カウル、フロントフェンダー等を取り外します。


スロットルやハンドル、トップブリッジ等も取り外します。


ときにはペアで作業します。


さらにフロントタイヤも取り外しまして。


さしずめメガリの解体ショー。。。


倒立キットのパーツはだいたいこんな感じ。

もちろんダンパーは左右で2本分含まれています。

貼られていた謎のドクロ調ステッカーは、私の趣味ではないので剥がしました(簡単に剥がせます)。

元のネジ等を流用しますので外したボルトやステムまわりのベアリング玉も捨てずに保管してください。(個人的には、ボルト全てとステムの交換用受け皿(下側)や新しいベアリング玉を全数分+αもセットに入っているほうが親切かと思いました。もしくは注意書きがあるとメカさんも安心して作業できます)。

万一紛失したりすると作業中断となりますし。。。気分的にも新しいものがあるとスッキリします。

あと、取説がなくてもプロなら大丈夫だとは思いますが、フェンダーの立て付け不良などの問題があるので注意点だけでも記しておいたほうが良いのかもしれません。

※生産ロットによって多少の仕様変更があるかもしれません。ご了承ください。


ステムの上部。グリスの汚れで真っ黒でした。

ベアリング玉は取り出して保管。



上の写真にある樹脂製のわっかは、通常は入っていないそうです。

せっかくなので再利用しましたが(笑)。。。


ステム下部のベアリング玉も保管。


きちゃない。。。

キットには全数分の新しいベアリング玉が付属されていなかったので洗浄して使います。


少し傷はありますが、灯油やガソリン等で洗浄すればここまでは綺麗になります。

※これを再使用します。


ステム上部の古い受け皿を取り外してから、新しい受け皿を打ち込みます。

そしてグリスアップ。


キットに同梱されている新しいベアリング玉をグリスアップして並べていきます。

足りない場合はもとのベアリング玉を使います。


そしてキットに含まれている二重のフタをします。


こちらにもベアリング玉を全数ぶん取付けます。


名称不明、ダンパーを保持するパーツ。。。


当然ながら穴の大きさが違います。


前項のパーツを下から差し入れて、新しいトップブリッジと結合。


ハンドルを取り付ける部品を差し込み、ダンパー類を組む。

スロットル、レバー、スイッチ等、どんどん取り付けます。。。


ああ。。。カッコいい。。。


カッコいい〜!!
(トップブリッジまわりも専用パーツ)


カッコいい〜!!!!


取り乱しました。。。(。-_-。)


ちなみにノーマルのトップブリッジまわりはこんな感じ。

シンプルです。



しかし、喜びも束の間。。。

ダンパーを上下運動させるとアウターケースがフロントフェンダーに干渉して「シャー...」という嫌な音を発します。

私の車両ではFフェンダー右外側、さらにアウターチューブの両内側が接触します。

メガリ250rは立て付けが悪いこともあり、いわゆる「ポン付け」はなかなかできません。

みんなご承知だと思いますが、車両ごとに調整が必要のようです。



フェンダー外側の干渉は倒立フォーク専用のフェンダーでもないかぎり、抜本的な解決は困難な様子だったので、とりあえずステーなどにワッシャーを挟んで対処しました(テンションが高くなるのでフェンダーが割れないか心配)。


フェンダー内側も完全に接触しております。

ここもストロークすると擦ります。


仕方なく、このぶぶんをカット。。。


純正パーツなのに。

カスタムパーツになってしまいました。。。


もう一点気になるのは、正立フォークにはブレーキホースやスピードメーターセンサーの配線を固定するビス穴がありましたが倒立にはありません。。。

ブラブラしているのも気になるし、ここはよく可動する部分なので、万一タイヤと接触することを想像すると少し怖いです。。。

今後の対処を検討しようと思います(この日は対処するにも時間的に限界でした)。

まぁ。。。

たぶん大丈夫だとは思いますけれど。


ここで追記

前述の件ですが、私の倒立フォークキットにはホース類を束ねるガイドは1つしか付属されてなかったのですが、後日に「メガリ250r SE(倒立フォーク標準搭載)」の車両を拝見したところ、ガイドが2カ所で固定されていることを確認しました↓


 ※メガリ250r SEの倒立フォークを上から見た写真

本来はこのように2カ所で束ねるものと思われますので、ホース類の懸念はなくなりました。部品を手配中ですので、私の倒立フォークにも機会を見て取り付けていただこうと思います。。。




とにもかくにも倒立フォーク仕様が完成しました。

写真で見ると、いとも簡単にできそうな作業ですが、実際の作業はメガリを何度も組み直した経験がないと多くの時間を要します。担当者が倒立フォークの取付けを初めて作業する場合は、朝預けて夕方に引き取る感じになるかもしれません。

じっくり作業するためには、お泊りがよろしいかと思われます。



しかしなんだろう。。。



このレーシー感。



レディがますます素敵になって



またまた惚れ直しました(。・_・。)



今後の記事として。

正立フォークと比較して感じことを少し記してみようと思います。

まだ、ほんの少ししか走行しておりませんが、なにかと体感はできましたので、倒立フォークが気になっている方の背中を後押ししたり、あるいは引き戻したりしてみます(笑)


4 件のコメント:

市原のあき さんのコメント...


カッコ良すぎです…(笑)
値段も倒立としては破格だし♪

いくつか不安要素がありましたが、
詳しいレポでほぼ解決。
ありがとうございます。

でもフェンダーは想定外でした。
言われてみれば分かるけど、
この辺は実際にやってみないと…(汗)

フェンダーは
SEのが良いかもしれませんね。
白いラインはステッカーかな?

倒立サスは、
稼動部がフェンダーの下なので、
フォークが汚れやすくサビやすいです。
飛び石でキズが付くこともあります。

その状態だと、
シールを痛めてオイルが
漏れることがあります。

小まめに掃除した方が良いかと。
特に見にくいフォーク間の内側は、
気をつけて下さい。

でもやっぱ良いなぁ~

西山武志 (TAKESHI NISHIYAMA) さんのコメント...

市原のあき さま

こんばんは

倒立フォークカッコ良いですか(>ω<)g☆
そう言っていただけますと奮発した甲斐があったというものです...ありがとうございます。

フェンダーが干渉する可能性のある部分は車両によって、右よりだったり左よりだったりする可能性があります。先日、倒立フォーク搭載のメガリ250r SEの実車でも確認しました。売り物でしたので目視のみでしたが、私の車両と反対側がタイトでした。。。

SEのフェンダー白ラインはおそらくステッカーだったと思われます。

倒立サスのメンテナンスについても詳しいアドバイスありがとうございます。
お話によると、稼働部には少し気を使うことになりそうですね。フォーク間の内側もシリコンスプレーで小まめに手入れをしようと思います(メンテは至福の時間です...)。

けんちゃん さんのコメント...

先日はお疲れ様。

拝見したときガラッと印象変わっていたなと感じ、素直にカッコイイと思ったよ^^

正立派だけど興味はある、しかし信頼&性能を考えると・・・疑問が残ってしまう。

まずは正立のままでどこまで変化(納得のいく足)するかオイルの粘度を変えてテストしてみようと思ってるよ。


西山武志 (TAKESHI NISHIYAMA) さんのコメント...

けんちゃん さま
お疲れさまです(・ω・)y☆

お返事が遅くなってすみませんでした。
先日のツーリングもありがとうございました。いつも楽しい計画をしてくれて感謝なのです!!

倒立もお褒めいただきありがとうございます。
ツーリング以降、メガリには乗れておりませんのでテスト不足なのですが、個人的には正立サスそのものは「なかなか良い」と思いました。もちろん、倒立も倒立で優れたところがたくさんあります。

けんちゃんは以前からサスの動きやオイル粘度の問題など、仕事をしてくれるサスを求めているとのことでお話はいつも興味深いです。今後のセッティング次第でどんなふうに変わるのか私も気になります!!

そう言えばこの前、販売店でリアサスのスプリングを若干締めてもらったら(私の車両は、もともとから最弱でした...)動きにハリが出て、少し走りが変化しました。ちょっとしたことですが面白いものですね。。。