2015年4月27日

FLOWERS



少し前のこと。

あるところで、ふと、目に留まった鬱金香はまるで孤独な宇宙に咲く花のようでした。

春陽になるといたるところで見かけるこの花々は、なぜか年を追うごとに知らず知らず視界の隅へと追いやられている気がしておりまして。

しかし、かといって、それに特別な意味を持っている訳でもなく。

なんとなく鬱金香を可愛らしいだけの花だと感じてしまう悲しさがありました。

しかしながら、あてのない風に惑わされながらも光を求める姿を見渡していると、身近な花々の全てが魅力的な色と艶であると悟るような気がします。

写真家として、いろんな被写体に目を向けることになりますが、花は人物と同じくらい難しい被写体だと感じます。


ゆえに。




写真は「花に始まり、花に終わる」。

笑顔もあれば、憂鬱な表情も見え隠れするのが花であり、綺麗に切り取る表現だけではなく、もっと心に深く、そしてありのままの姿を撮りたいといつも考えています。

過ぎ行く時間の早さにじっくりと花を愛でる機会すらも置いてけぼりにされているこの頃ですが、写真に残せて良かったと思うのでした。。。


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