2016年3月25日

メガリとホイールベアリング


少し前のこと。

レディ(メガリ250r)を押し歩くと。

後ろから「ガラガラ...ゴロゴロ...カタンカタン♪」

と、何やら宜しからぬ音色が耳につきましたので調査をいたしてみました。



どしたん...レディ(´・ω・`)大丈夫?



お腹が痛い訳でもなく(エンジン)、頭が痛い訳でもなく(ECUや電装系)、車両を前に進めると軽い振動とともにドライブチェーンが一定間隔で横揺れしましたので関節痛かと考えられます(笑)

後輪を浮かせて手で回してみると。

回転が明らかにシブく。重い印象。

聞き耳を立てると「ゴロッ...ゴロッ...」という音が聞こえます。どうやら軸の部分が怪しいと思われます。

ということでアクスルシャフト(車輪の軸)を慎重に抜き、後輪を外しました。

点検と軽くお掃除もいたします(・ω・`) フキフキ…


外した後輪。それなりに重いです。。。

 ホイールハブ外側の拡大写真



ドリブンスプロケットの摩耗も進んでおりますが、感覚的には20,000〜23,000㎞程度までは
大丈夫そう。この時点では走行距離約17,000㎞。

写真の中心部分の奥にあるのがベアリング、穴の縁にある銀色部分はスペーサーでベアリングではありません。黒い枠はオイルシール(ダストシール?)です。


ホイールハブは乗っかっているだけですので、すぽっと外れます。むしろ車輪を移動させる際には落下させないように注意が必要です。

ハブの裏側はこんな感じ。

点検のために指を入れてホイールハブのベアリングを動かしてみると引っかかりもなく、まぁまぁスムーズに動きました。

ちなみに、後輪のベアリングはホイールハブに一つ、ホイールに二つの合計三つです。


 筒状のものは「スペーサー」。30×5パイのOリングが2個くっついております。

ここで気になるのは「※ハブダンパー(ゴム製)」の削りカス。

※ドライブチェーンからのダイレクトな駆動力等を吸収してくれる装置みたいです

写真では少なく見えますが消しゴムカスのようなものが隙間にぎっしりでした...(・ω・;)

 きちゃないのは苦手です...

ハブが収まる隙間の部分よりもハブダンパーの表面が削れている模様。

柔軟性もあるので今回はシリコングリス塗布して再利用をしますが、消耗品ですから新品をストックしておこうと思います。次回のタイヤかスプロケ交換のタイミングで入れ替えます。


スペーサーものっかているだけです。外してみるとホイールのベアリングがお目見え。

後輪のホイールを確認してみると「6005LU」という刻印がありました。

外国製みたいです。点検してみましたが問題はありませんでした。

二つ目のベアリングも正常です。

ちなみに後輪のベアリングはパーツリストに品番が記載されていないので、一応メガリ純正パーツを購入して確認しました。純正のオイルシール(ダストシール)も念のため入手。

安心の日本製ベアリングはNTNでしたら「6005LLU」であると思われます。

合計で3個あれば後輪のベリングを一新できます。

後輪は「6005LLU×3」

前輪は「6004LLU×2」

自己責任ですので一切の責任は持てませんが、そういうことだと思います。。。


 ※写真はディスク側のオールシールです

パーツリストでも確認できますが、純正のオイルシールにもサイズの刻印がありました。

諸々と参考にすると国内メーカー製のオイルシールも検索可能。代用できます。

続きまして、ホイールを裏返してディスク側をチェック。

ここまで三つのうち二つのベアリングには問題がありませんでした。


今度こそ(・ω・;)








。。。









「ゴリ...ゴリ...」










.+:。(´ ω `*)゚.+:。




当たりが出ました。








ということで交換作業に移りたいと思います。






通常であれば、ベアリングプーラーであったり、あるいはコンクリートアンカー(ある意味こちらの方がメジャーでしょうか?)にて打ち出します(両方持っておりません)。





しかし。




ホイールベアリングの交換なんて恐ろしくて出来ないつもりでしたが、なんとかなるものです。







なにせレディ(メガリ)ですから(笑)






強固に封入された(はず)ベアリングが






私の(握力推定20kg)程度の指で。。。






抜けてしまいました。。。


えぇ....(´・ω・`;)いいの!?







強固な。。。





ベアリングの封入は絶対に強固じゃなきゃいけないイメージがあったのですが。




残念ながらあっさりでした。。。






ということで、反対側はラチェットのエクステンションに適度なソケット取り付けて。



ゴムハンマーで繊細に。




カポン。コロコロ...







なんとなく。


ほぼ


ミッション終了です。。。







取り外したベアリングを点検してみると、故障した左側のベアリングには、赤茶けたサビが見受けられました。

どうやらオイルシール(ダストシール?)より水が浸入、さらにベアリングのシール内部まで浸透してしまったみたいです。グリスはまだ切れておりませんでした。

分解したパーツ。

パーツリストと照らし合わせると、本来ならもう一枚Oリングがあるはずなのですが入っておりませんでした。

とくに問題なさそうですので、もういいです。。。(笑)

諸々と清掃。見た目には少しキズがありますが、アクスルシャフトに曲がりや段差はありませんでした。

あとは国産のベリングを丁寧に打ち込みます。そのときに裏側にもグリスを塗布しました。雨の日は乗らないので普通のリチウムグリスです。手持ちにウレアグリスや専用のグリスがあればそちらで。

まずはハブから打ち込み。古いベアリングや大きめのソケットをあてがいました。


オイルシール(ダストシール)もピッタリ。


ホイール側も同じ要領で。

実のところ各部の打ち込み量はノギスでキッチリと採寸しております。

サービスマニュアルが欲しい今日この頃です。。。

必要な所は全てグリスアップ。ベアリングの表面は若干多めに盛りました。




流石に新品かつ国産g(・ω・;)スゴイ!!

すご〜く回り過ぎます(笑)


最後は元通りに組み付けて、チェーン張り調整や各部の締め忘れ等を2回チェック。

作業完了です。

後日に実走行のインプレもしてみますね。。。


















おまけ

某所へ出張。

「かつめし」というものをごちそうして頂きました。

牛と豚があるのですが、美味しかったです。

別の場所でミートスパゲティも頂きまして。

そちらも美味でした。

御礼までm(_ _)m

0 件のコメント:

コメントを投稿