2016年7月25日

心の扉


しばらく前のこと。

ある大学の先生のお嬢様を撮影させて頂ける依頼がございまして、御邸宅にある立派な書斎を背景に肖像写真をパチリといたしました。

お嬢様はまじまじと写真を撮られるのが初めてとのことで、最初は少し緊張のご様子でしたが、みるみるうちに優れた適応力で美しい視線と豊かな微笑みを見せてくれました。

ちなみに、人物の写真を撮りながら思うことは素直さや理解力、そして撮る側も撮られる側も感情の表現が重要であると思います。

これはコミュニケーションと等しく、互いに感じたことや考えを相手に対してスムーズに伝える術です。相手を信頼して言葉を素直に受け渡ししたり、あるいは言葉に発しなくても相手の考えをある程度理解して無言のうちに受け止められること。

理想としては、これらのことができれば何も心配ありませんが、人には誰しも「心の扉」がある以上、頭で考えるほど単純ではなかったりすることもあります。

『恥じらいと緊張、不安に恐怖』

言語にするとなんだか大袈裟に感じますが、だいたいはこの類が写真を曇らせます。。。f(・ω・;)

素直になって、互いの理解を深めるには、前述の感情をコントロールすることが必要で、自分と相手が心のシーソーを同じ高さに保つことが大切だと思います。基本的には写真家がリードすると思われますが、被写体の間にはこのようなやりとりが求められたりします。

ということで普段から隣人とのコミュニケーションを深める努力をしておけば、いざ写真に写るときも素敵な笑顔で記録に残すことができると思われます。それで駄目ならカメラマンのせいにいたしましょう(笑)

そんなこんなで、いろいろと協力しながら美しい肖像写真を撮らせて頂くことができました。

そして後日。

お写真を納める際の晩餐会では、たくさんのメニューが並ぶ中、霜降りの馬刺、旨みたっぷりの手作り餃子などなどをご馳走して頂きました。

本当に美味でしたf(^ ^ )♫

そして。

宴では、ある悩みのある若い方がおられる中で先生からの談話がございまして、人生経験を積むことの大切さや、どんな境遇であれ勇気を出すタイミング、そして方向性を見極めて先へ進むことの重要性についてお話をされておりました。

理想や現実を天秤にかけながら悩み、苦労して、どちらにせよそれを叶えるのも困難な道が待っているとおもいます。でも、私の経験則としても大雑把にでも目的が定まれば道が見えるような気は致しました。

最初は大きな道を見立てて、やがては自分だけの道を定める感じといいましょうか。

とにもかくにも、本質的には賢者である若者が扉を開いて先へ進めば良い結果が出るような気が致しますし、微力ながらも応援しております。

それぞれの会話の中には、白熱しながら厳しさと優しさが入り交じる様々な意見がございましたが、社会の中で生活する基盤として「魚心あれば水心」の気持を忘れてはならないと思います。

もちろん、もはや中年のゆるキャラと化した私なども含めてですが...f(^ ^;)



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