2011年4月11日

東日本大震災復興支援チャリティー写真展

ここ二・三日ほど風邪を拗らせてしまい撮影→ダウン→撮影→ダウンをくり返しながら仕事をしておりました。今日も熱っぽいけど、とりあえず復帰をしております。

そして昨日、うなされる中で一通の電子メールが届きました。。。TANTOTEMPOより「Socio Arte Kobe 2011写真展について」という内容のメールです。TANTOTEMPOにゆかりのある写真家などには既に知らされていると思いますが、東日本大震災の被災地支援の一環としてTANTOTEMPOの杉山氏を中心に「Socio Arte」という復興支援プログラムを策定しています(詳しくはTANTOTEMPO)その活動の第1弾としてチャリティー写真展が開催されるので作品の出品を要請いただきました次第です。



被災地支援としてのチャリティー写真展開催については私も把握しておりました。
ただ、参加するかどうかについては当初から悩んでおりました。。。

写真家(芸術家)という立場から未曾有の震災で被災された方々に同じ人として、また日本人として何かの助けになれないかという願いがありつつ、チャリティーとして作品の提供をさせていただいた場合(今回の特別にお求め頂きやすいチャリティー価格)にプロとして、今までにお求めをいただいたお客様への作品価値もきちんと担保しなくてはならないという事実が発生するからです。かといって、高いという考えがあると売れ残ってしまい募金活動の妨げになる公算も大きいという可能性あると思います。これらはモラルでもあり、矛盾でもあります。。。。。。。

あくまでもごく小さな写真家としての視点からみた正直な悩みですので、お叱りを受けることもあるかもしれません。。。でも、流行や日和見主義的ではありたくない写真家としての正直な気持ちです。

そういうコンセンサスなどの経緯も含めて色々と悩んでおりました。

ただ、今はやるべきだと決心をしたので出品を決めました。被災者の方々の手助けになることだけを願い全力の写真作品を1点出品します。もちろん価格はどなたでも確実に手が届く範囲の金額に設定しようと思います。また、今まで作品をご購入くださいましたお客様にはどうかこの場におきましてご理解のほど心よりお願い申し上げます。

惨状を見る限り、長期的には義援金は私たちが考える以上に不足すると思います。募金疲れの方は無理をしないでいただきたいのですが、少し余裕のある方がいらっしゃいましたら1枚の写真作品と募金を交換するような気持ちで会場を訪れて頂ければと思います。私の作品だけではなく、魅力的なフォトアートが会場にはたくさん集まるはずです。みなさまのご協力を切に願い申し上げます。

私も微力ながら「Socio Arte」にアーティストとして協力しています。

今回の写真展で作品が販売された場合、売り上げの全額を義援金として被災地に送り届けられます。

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「Socio Arte Kobe 2011 東日本大震災復興支援チャリティー写真展」場所:TANTO TEMPO 神戸市中央区栄町通2-1-3 謙昌ビル3F
日時:2011年4月23日(土)~5月3日(祝・火)

備考:水曜日定休 4月29日 5月3日(祝)は祝日営業